例によって、「アップデート・マネージャ」のところにボタンが表示されるので、ポチッと押して(ボタンを押すときはポチッと言うことになっている)アップグレード開始。
元々8.10 Desktopの日本語REMIX CDをベースに入れ、それを9.04にアップグレードしてあるのだが、今回も日本語関係のパッケージを追加するリポジトリは一旦無効にされる(Ubuntuの案内を参照)。
パッケージのダウンロード自体は、そこそこのリンクが用意できれば10分ちょっとで済む。その後、console-setupというダイアログが開いてキーボードの選択を行うが、ここで日本語106キーボードが見つからないので、とりあえずGeneric 101 (intl) にしておく。日本語パッケージを追加した後で修正する必要があるだろう。
ダイアログが、「アップグレードのインストール」に切り替わると、ここからはそれなりに時間が掛かる。おおよそ40分というところか。途中、背景イメージが変わったり、ダイアログが灰色(応答無し)になるなどの反応があるものの、とにかく適当に放っておくとアップグレードは進行していく。
が、途中でgrubのメニュー内容選択と同時に
「linux-2.6.31-14-genericがインストールできません」
というダイアログが出る。げ、カーネルじゃん。しかも詳細表示の部分が文字化けしていて読めない。しょうがないのでこのダイアログは閉じて、しばし進行を見守る。また同じダイアログが出る。 改めて内容を読む。
だそうだ。カーネルが起動中なので旧バージョンの削除・置換が出来ないという程度の意味ならばよいが、現状が分からないのでまた進める。結局、アップグレードが完了した時点でlinux-genericとlinux-image-genericの2つのパッケージについて、インストールに失敗した旨の表示になる。また、アップデートマネージャが予期せず終了したとか、かなりヤバめなダイアログが続々表示される。
"The upgrade will continue but the 'linux-image-2.6.31-14-generic' package may not be in a working state. Please consider submitting a bug report about it."
(訳:とりあえずアップグレード続けるけどさ、このlinux-imageホニャララっていうパッケージはちゃんと動作しないかもよ。バグ報告することも考えてね。)
それでは、ということで改めてアップデート・マネージャを起動すると、linux-image-2.6.31-14-genericが「新規インストール」という但し書き付きで表示されるが、それとともに「システム上に1個の破損パッケージがあります!それを特定するために "破損" フィルタを使用してください。」というダイアログが表示される。そこを無視して突き進むと、パッケージのインストールを開始するのだが、最後に
E: /var/cache/apt/archives/linux-image-2.6.31-14-という表示になる。「破損フィルタ」とは何ぞやと調べてみると、Synaptic パッケージ・マネージャのカスタムフィルタを指しているようなのだが、これはあくまで「破損しているパッケージを探す」だけの役割しかなく、再インストール指定をしてもダメ。
generic_2.6.31-14.48_i386.deb: 壊れているファイルシステム上のtarファイル -
パッケージアーカイブが壊れています
で、しょうがないから上記のキャッシュディレクトリに保存されているdebファイルを削除してから再度パッケージ・マネージャでインストールを試みると、今度はダウンロードからやり直してくれてインストール成功。どうやら、最初にダウンロードしたパッケージが何かの理由で(何だ?)破損していたというのが理由だった様子。
(10/30追記:Microsoft Virtual PC 2007上に構築してあった別のUbuntu 9.04からアップグレードしてみたところ、上記のようなエラー等は一切発生しなかった。やっぱりパッケージファイルの破損が原因と思われる)
再起動すると……凄いなあこの起動画面。渋い。後は日本語パッケージの再設定をすることにしよう。
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