2015年9月17日木曜日

イタリアでプリペイドSIMを買ってみた件(準備編)

えー、ブログに書くのが2年ぶりと…

2015年夏、私的事情により南イタリア・シチリア・マルタを巡る9日間のツアーに参加した。
一応本来は仕事をやってる期間なので最低限の連絡手段は確保したいし、できればFacebookなどへの投稿、現地での調べもの、翻訳などでスマホを活用したい。
しかし国内携帯各社の国際ローミング料金は高く、1日あたり20~30MB利用で1,000円オーバー課金され、使い放題だと1日2,980円が相場。1週間使ったら2万円か。

成田でWi-Fiルータを借りる手もあり、ローミングよりは割安だが意外に値が張る様子。

てなわけで、現地携帯電話会社のプリペイドSIMを利用する方向で準備を開始。

【準備1】手持ちスマホのSIMロック解除

まず、現地SIMを挿して動作する機械が必要。手持ちのXperia Z2(DoCoMo SO-03F)は当然SIMロックされているので、店舗に持ち込み3,000円払ってロック解除(見ていると、単に解除用の特殊なSIMを挿してパスコード打ち込むだけみたいなので、これで3,000円ねえ…と感嘆)。

なお、研究室にSIMロックフリーのASUS MeMO Padがあるものの、日本のいわゆる「技適」マークしかプリントされておらず、欧州の技術認定を示すCEマークが筐体にも電磁表示でも見当たらなかったのでEU域内での利用を躊躇した次第。SO-03Fの場合、microSDカードスロットの上に入っているプラ板に米国FCCと欧州CEのマークが記載されている。

【準備2】プリペイドSIMを買えそうな場所の下調べ

こちらが大変。スタンダードなイタリア旅行としてミラノやローマから入るならば、空港や観光地そばで買えたという報告が多い。しかし今回はシチリア島のカターニア(Catania)空港への到着。TripAdvisorでは現地の方が繰り返し「空港では買えん!街に行け!」と指摘している場所。実際、空港ホームページでもSIMを取り扱っていそうな店は記載なく、現地携帯会社の店舗検索でも空港内には店舗無し(おかげさまで "Trova Negozio" が店舗検索であることを覚えた)。

ツアーの行程ではカターニアの街中には行かずパレルモ(Palermo)で観光・宿泊なので、パレルモ市内の店舗を検索。しかしいずれも主要観光スポットからは5~10分程度歩かねばならず、自由時間の少ないツアー観光での購入は困難と判断。

ではホテル着後に買いに行く方針に変更し、宿泊施設情報が届いたところで場所を調べてみると、中心部から外れたSan Paolo Palace。困った。しかしどうやら10分強歩くとWindの代理店があるらしいことが判明し、Google ストリートビューで確認すると確かにある

旅程にマルタを含むこともあり、本当は巷で話題のVodafone Smart Passport(欧州域内各国で1日3ユーロ払うと500MBまで使える)を買いたいところであり、代理店にはVodafoneの看板もついていることから、一縷の望みを託して機上の人となるのであった――実践編に続く

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