2016年9月24日土曜日

ベトナムでプリペイドSIMを使ってみた件

カンボジアを発ち、アンコールエアのプロペラ機でホーチミンへ。ベトナムでのSIMカード購入も備忘録的に書く。

事前に調べた限り、ベトナムの携帯キャリアは基本どれも国営で、2016年5月段階でLTEは試験段階、通信品質にそれほど差はないらしい。1GBあたり10万ドン(約500円)と見積もっておけば、それほどぼられた感じにはならないだろうという結論に至った。

ホーチミンのタンソンニャット国際空港には昼過ぎの到着。日本からの便は夜に着くことが多く、ネット情報によれば空港のSIM販売店が閉まっていることがままあるらしいが、今回は余裕。到着ゲートを抜けてすぐの両替店でまず最低限(SIM費用+市内までのタクシー運賃+夕食代程度)の円をベトナムドンに換金。

到着ゲートを背に左方向(タクシー乗り場に近づく向き)に進むと、観光客用SIMの販売店がいくつかある。空いている店に聞いたら3GB30万ドンの奴しかないよーんと言われたので、他の旅行客もたむろする隣の店へ。こちらは何か知らないけど「unlimitedで20万ドン」と言われ、いや無制限とかありえないでしょーと思いつつ相場的には1.5GB+超過後は速度制限だろうと想像。滞在は4日弱なので、これで十分ということでSIMを購入。カンボジアのSIMを抜いて店のお兄さんにセットアップをお願いしたら、さっくりと開通。

3Gとは言えそれほどのストレスは無く、通信が途切れたのはメコン川クルーズのときくらい。さすがにあそこは「海ですか!?」と言いたくなるくらい川幅が広く、電波が届かないところがあっても仕方があるまい。それでも中州のレストランではしっかり電波が拾えた。

これで海外プリペイドSIMの実績は3ヶ国。パッケージツアーは日程や訪問地を事前に念入りに調べないと購入やチャージが難しいが(イタリアの例)。こういう状況では、成田でWi-Fiルータを借りる方が確実ということはある。他方、フリーツアーで「英語が通じる」都市部や著名な観光地にいくのであれば、SIMロック解除された(あるいはSIMフリーの)携帯を準備して現地でプリペイドSIMを購入するのがコスト面でメリット大と言える。

カンボジアでプリペイドSIMを使ってみた件

昨年のイタリア(準備編実践編使用感)に続き、カンボジア・ベトナムと周る機会があったので備忘録的に。

イタリア渡航前にSIMロック解除したXperia Z2を今回も活用。イタリアの時はパッケージツアーだったために購入のタイミングが極めて限られていたのに対して、今回は飛行機・宿とも自分で確保してじっくり見て回る旅なので、選択肢はかなり多い。ということで、渡航前にいろいろ検索して調べると、どうやら今はSmartというキャリアが良いらしいという結論に。結局Smartにはならなかったのだが。

カンボジアのシェムリアップ空港ではホテルにピックアップを依頼していたため、ここでは買わずトゥクトゥクで市街地に突入。シェムリアップは世界的な観光地なので、英語は大抵の店で通じる。ナイトマーケットのドラッグストアにSmartのラベルがあったので入って聞いてみたところ、「Cellcardしかない」と言われた。Cellcardも一応4G/LTEサービスを開始しているらしいし、他の店を探すのも面倒なのでCellcardのSIMを購入。1ケ月有効のデータSIMが3.5GB分で5米ドル。ちなみにカンボジアでは米ドル紙幣が通用し、小さい釣銭だけが現地通貨リエルで返ってくる。

SIMを差し替えたところ、最初はなかなか電波を取りにいかなかったのだが、2回ほど再起動したところで電波を掴んで無事開通。シェムリアップの市街地ではLTEも来ているようで、快適な通信ができていた。尤もホテルにはWi-Fiが完備されていたので、ホテルの中ではほとんど出番無し。

アンコール遺跡群の観光においては、Cellcardの電波は少々厳しかったように思う(他のキャリアを試してないのでわからんけど)。アンコールワットバイヨンのようなメジャースポットであれば3G通信ができるが、それでも巨岩の陰に入ると電波が途切れる。プレア・カーンプレ・ループあたりになると2G接続中心になり速度的にもストレスが強く、またかなり場所を選ぶようになる。

アンコール遺跡群の中でも特に離れた場所にあるバンテアイ・スレイ(東洋のモナリザで有名)までは市街地からトゥクトゥクで小一時間かかるが、道のり途中では電波が途切れることが多かった。一方で、道路わきにはSmartの看板を掲げた店がしばしば見られ、やっぱり時間をかけてもSmartを買えばよかったなあとちょっと後悔。

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