2017年10月22日日曜日

nasneのファイル共有領域がマウントできなくなったので設定を変えた件

Ubuntuからnasneの共有フォルダーをマウントしていたのだが、Ubuntu 17.10で同じ設定のままマウントしようとすると "mount error(112): Host is down"と出てマウントに失敗する。

ということでいろいろ調べたところ、mount.cifsが使用するSMBプロトコルがデフォルトでSMBv1では無くなった様子。man mount.cifsするとまだv1がデフォルトであるように書いてあるのだが、実際vers=1.0を指定しないと上記のエラー、vers=1.0を指定するとマウントできるようになるので、デフォルトでSMBv2以上を使うようになったのだろう。

というわけで、/etc/fstabの最下行に次のような(1行で書く)設定を追加すればOK。IPアドレスはnasneの設定済みIPアドレスに、/mntは自分の環境でのマウントポイントに、hogeは自分のアカウントに置き換える。
//192.168.0.2/share1   /mnt  cifs  guest,uid=hoge,gid=hoge,nounix,dir_mode=0755,file_mode=0644,vers=1.0
nounixを指定することで、CIFSのUnix拡張(ファイルモードや所有者)を拾わないようになる。これとdir_mode,file_modeなどを組み合わせて所定のファイルモードでの参照が可能になる。実行ファイルは置けなくなるが、まあいいんじゃないだろうか。

それよりSMBv1の脆弱性がいろいろ問題になっており、mount.cifsがSMBv1を標準にしなくなったのもそういう事情があるのだろう。Windows10もFall Creators UpdateをクリーンインストールするとSMBv1サポートが入らない(アップグレードだと残る)らしいので、できればv1を使わない方向に進みたいところ。ソニーが果たしてそこまで手間をかけてnasneのファームウェア更新をしてくるかどうか…?

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