2009年3月12日木曜日

MacBookに変なOSをいろいろインストールしたメモ(3)

ということで、前のエントリで悩んだ「インストールの順番」問題を何とかクリアし、Windows VistaとFedora 10をインストール。パーティション(ボリューム)の使い方は今のところこんな感じ。

disk0s1: EFI 200MB
disk0s2:Leopard(Journaled HFS+) 150GB
disk0s3: Windows Vista with BootCamp(NTFS) 113GB
disk0s4: Fedora 10 (ext3) 15GB
disk0s5: free (VFAT) 15GB
disk0s6: Linux swap 4GB

ちなみに、Fedora 10のインストール後にWindows Vistaを起動しようとすると、「winload.exeが見つからない」というコンソールエラーが表示されて起動に失敗する。

おそらく、元々VFATでフォーマットしていた(Dドライブに見えていた?)disk0s4をext3でフォーマットし直したことで、情報の不一致が起きたのではないかと思われる。VistaのインストールCDから起動して、「修復する」機能を用いたところ、一瞬で直せた。

2009年3月10日火曜日

MacBookのパーティション(ボリューム)に関する悩ましい問題

世間様のページをいろいろ検索してみると、MacBookに複数のOSを入れる場合は
OS X→Linux→Win
の順が望ましい、とある。Windowsのパーティションが最後(パーティション番号4)でないと起動しないとか、いろいろ制約があるらしい。

ところが、手元でこの順序でやってみると、Windows Vistaをインストールする際に
「インストールできるシステムボリュームが見つかりません」
というエラーが出て、インストールできない。

いろいろ調べると、どうもアクティブパーティション(active partition)でないとインストールできないような雰囲気なのだが、rEFItのバージョン0.6からはOSがインストールされているパーティションを自動検出して、勝手にactive partitionのフラグを立てるらしい。先にLinuxを入れてしまうと、フラグがLinux側に行ったままになるのではないかと推測される。実際、rEFItのページでも現在は「先にWindowsをインストールするのがお勧め」と書かれている

ちなみに、この推論に至るまでVistaのインストーラでもいろいろ試行錯誤をし、たとえばdiskpartコマンドでパーティションを切り直したりもしたのだけど、これをやるとMacOS X側でどうやっても消せないパーティションができてしまった(いや、なんかdiskutilの裏技みたいのがあるのかもしれないけど)。しょうがないのでいったんMacOS Xからクリーンインストールして、やり直し。

2009年3月6日金曜日

MacBookに変なOSをいろいろインストールしたメモ(2)

rEFItを入れたので、とりあえずFedora10をインストールしてみる。

LiveCDではない、普通のインストール用DVDイメージ(Fedora-10-i386-DVD.iso)をダウンロードする。ダウンロードリンクを直クリックでもある程度近いところを選んでくれるのかも知れないが、ミラーサイトのリスト(http://mirrors.fedoraproject.org/publiclist/Fedora/10/)から日本国内の近そうな場所を選ぶのが吉か。リストにあるサイトのほとんどにhttpというリンクがあるので、そっちを選ぶ(あえてftpを使う理由もないだろうし)。

releases→10→Fedora→i386→isoで目的のISOイメージが見つかるので、ダウンロード。約3.4GB。こいつを空のDVDメディアに焼いて、再起動。

rEFItはブート可能なLinuxのCDメディアが入っていることを自動認識してくれるので、カーソルキーでペンギンマークの方を選んでEnterキーを押せば、普通にFedoraの起動画面が表示される。全体の流れはWindows PCにインストールする場合と同じ。なぜかマウス(タッチパッド)が認識されないので、キーボードベースで操作をする。

インストールするディスク領域については、300GBのディスク中150GB程度をあらかじめ空き領域にしておいたので、そこに/bootのための基本領域(1GB程度)と、LVMのための基本領域(16GB程度)を確保し、LVMの中にスワップ領域(メインメモリを3GBに増設してあるので、4GB程度)とルートパーティションを作成する。パーティション設定画面で「空き領域を利用して……」というのを選択すると空き領域全部を使われてしまうので、手動で行う。

後は普通にインストールが進行。

インストール完了、再起動。rEFItはFedoraのパーティションを "Legacy OS" と認識している様子だが、そこを選択すると "Missing operating system" となってしまった。

どうやらパーティション作成後に、「ブートローダをインストールする」チェックを外したのがいけなかったらしい。rEFItがセレクタとして機能するが、それとは別にLinux本体を起動するためのブートローダが/bootの区画(この場合は/dev/sda3と認識される)に入っていないとだめだということだ。インストール時にチェックを外さなければたぶん問題はないだろうし、失敗した時はインストールDVDでもう一度起動し、「既存のシステムをアップグレードする」を選択すればよい。ブートローダがインストールされていない状態を自動検出してくれて、ブートローダをインストールするだけでアップグレードが完了したことになる(10から10へのアップグレードなので)。

気を取り直して再起動。今度はLegacy OSではなく、ちゃんとペンギンマークが出る(もう1個のペンギンマークはインストールメディア)。HDDからの起動を選択すると、今度は普通にFedora10が起動し、マウスも動いてくれた。ワイド画面にもちゃんと対応しているようだが、右クリックのやり方がわからずただ今試行錯誤中。

以上。

2009年3月4日水曜日

MacBookに変なOSをいろいろインストールしたメモ(1)

MacBookのディスクを換装(容量増)したので、BootCamp+Windowsだけでは面白くないと思っていろいろいじってみたメモ。まずrEFItのインストール。

3つ以上のパーティションがあるとMacOS標準のブートローダはあんまりよろしくない様子。

そこで、rEFItなるMac向け(つーかEFI対応のコンピュータ向け)ブートローダをインストールする。

rEFItのプロジェクトページhttp://refit.sourceforge.net/からダウンロードリンクをたどって、MacOS用のディスクイメージをダウンロード(この段階ではバージョン0.12が最新で、rEFIt-0.12.dmgがダウンロードされる)。

rEFIt-0.12.dmgをダブルクリックすると、rEFItのディスクイメージがマウントされ、Finderで中身が表示される。rEFIt.mpkgをダブルクリックするとインストーラが動くので、使用許諾に同意してインストール完了。再起動したときに、いつものアップルマークでなくrEFItの起動画面が表示されればOK。

標準のブートローダをいじらずにテストしてみたい場合は、ISOディスクイメージをダウンロードしてCDに焼けばよいらしい。

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